"私の一日"
笑顔
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株式会社アニメイト
ストアマネジメント
<2008年 中途入社>

●現在の仕事

エリアマネジャーとして、菖蒲、熊谷(いずれも埼玉県)、小山(栃木)、太田(群馬)、長岡(新潟)の4県にまたがる5店舗を管轄しています。店舗ごとの売上達成、運営管理、アルバイトの店員の悩み相談など、担当する店舗の何から何まで!が仕事です。

●巨大ショッピングセンターの中の小さなお店

モラージュ菖蒲は、モラージュの開店と同時にオープンしました。週末、車で遊びに来て、買い物から食事、映画まで1日をここで過ごすような超大規模のショッピングセンターで、対象はファミリー層ですから、アニメイトにお客様が来てくださるのか、最初はとても心配でした。結果としては、思っていた以上のたくさんのお客様にご利用いただけるお店としてスタートすることができました。交通の便がいい都心部の大型店ではお友達同士やお一人でのご来店が多いのに対し、ご家族連れでご来店いただく方が目立つ、アニメイトとしては他と違うお客様層になりました。雑誌を陳列したり、小さなお子様向けのグッズを置くなどのエントランス展開もファミリー層を意識しているからです。「入りやすさ」をまず、第一に考えています。アニメイトが目的でわざわざ足を運んでくださる方、モラージュに来たついでに通りかかって立ち寄る方、いろいろな機会があってお店の前まで来てくださった方々に、買わなくていいから中まで入って「楽しんでほしい!」です。

大型店と異なり、菖蒲店はじめ、どのお店も小規模なワンスペースに、書籍、AV、グッズ、すべてが置いてあるわけです。小さいという一見マイナスに思えるその要素を、武器に変えて展開するのが僕の仕事です。つまり、小ささはお客様に「作品」を訴求する最高の条件と考えていて、1つのテーマで1つのコーナーに書籍、AV,グッズ、ゲームすべてを集めてトータルで展開して、小さなワンフロアの強みを活かしています。1か所で好きな作品のすべてを網羅できて、「こんなグッズもあったのか」「最新刊が出たんだ」などと、情報も得やすく、選択しやすく、お買いものしやすい状況をご提供できるようにと思っています。そして、小さいながらの工夫で、空中スペースなんかも、上手に使って、上から下まで、隅から隅まで楽しんでいただけるように心がけています。

●「わが町のアニメイト」を目指して

もうひとつ、大切にしているのはお客様と丁寧に関わることです。週末も平日も関係なくフロアごとにレジ待ちの列ができている大型店では何よりお客様をお待たせしないようにすることが大切ですし、来ていただいて十分満足いただける品揃えも必要です。

でも、僕が担当している規模の店舗では、少し行けばそういう大型店もあるに、わざわざこのお店を選んできてくださる方も少なくないわけです。大型家電店ではなくて街の電気屋さんみたいな感じで地域に根付いたお店、という性格を出したいと思っています。だから、ご来店されるお一人お一人とのかかわりが自然と濃くなっていきます。「そろそろ、あの方が新刊を求めにいらっしゃるな」とか「この方は月に1度のご来店だから、予約引取り期間は過ぎていても、お待ちしよう」とか。ルール上は期限過ぎていますけど、再来週来てくださるって、もう長年の「おつきあい」でわかっていたら、情緒のないことは絶対しません。(笑)アルバイトスタッフの方々にも、そういう意識を持ってほしいと、日々、ことあるごとにお話ししています。

●お叱りを受けて

品揃えも、最初の頃に、「これがない」「あれがない」ってすごくお客様にお叱りをうけたことがありました。できる限りのことをしても、お応えできない状況でした。でも、懇切に事情をご説明し、「ここまではできます」ということを、時間かけで何度もお話したら、品揃えは解消できなかったけれど、お客様の気持ちはご満足いただけたみたいで、今では、「アニメイトにくるなら菖蒲店」とまで言ってくださっています。単に商品を買うだけではなくて、お店、アニメイトとつながっていただく、そういう楽しみ方を持っていただけるようにこれからも考えていきたいです。

●入社のきっかけ

アニメイトには、なんとなく地元のアニメイトに買い物に行ったときにそこでアルバイト募集をしていたのを見て応募しました。特別にアニメが好きということでもなかったので、本当になんとなく、でした。

アルバイトからスタートして、契約社員、正社員、店長、エリア長と、10年足らずでここまでやってこられました。多分、小売りが好きだから、なんだと思います。お客様と直接触れ合うこと、コミュニケーションすること、これが僕は大好きだし面白いんです。小規模店だからかもしれないけれど、「店はコミュニケーション」だと思っています。

●経歴不問の面接

エリア長になってから、各店舗のスタッフの応募面接を担当しましたが、志望動機や経歴などは一切聞きませんでした。アニメや漫画の話も特に深くはしませんでした。ひたすら、世間話で始まって、30分会話をする、それが僕の試験でした。30分あったら、人とどのくらい打ち解けられるか、僕がフランクになっていいって発信していることを感じ取って、呼応できるか、それができた人を採用していました。

だって、30分あって、その空気感を読んで、会話ができなかったら、やっぱりお客様とコミュニケーションできないですよね、一番大事な。

●マネジャー職

店長になりたいって思ったのは店長になってからです。(笑)

新店ができるので、そこを担当するように上司から言われて、まあ、自分が前線に立つけど、指揮は上司がするのだろうな、くらいに思っていました。でもある日「お前そんなことで責任者が務まるか」って叱られました。その時「あ、僕はここの店長になるのか」って。(笑)

そして、そうとわかれば、一人前の店長になりたいと、気持ちは切り替わりました。同時に、影響力の変化というか、自分の判断が悪ければ部下にミスをさせてしまうことになる責任を自覚しました。だから、「曖昧」を極力やめるようにして、どの角度から見てもこれは大丈夫だ、っていえる回答を周囲の人たちにするようになりました。スピードだけでなく、確度も一気にあげないといけなくて、とてもハードでしたが、良かったと思っています。また、それで変に気負って1人で答えを出すのではなく、部下でもだれでも知っていそうな人、詳しい人にはどんどん聞けばいい、とも思うようになりました。

“皆さんの、熱い思いの
チャレンジの場として
アニメイトを選んでほしいです”

●新店立ち上げのやりがい

新店立ち上げは大変だけれど、とてもやりがいがあります。

都心部でなくても、大規模駅の近くでもないのに、こんなところまでお客様いらしてくださるのかな、って不安な思いをいだくのも事実ですが、開店当時、必ず大行列になるんです、いつも。「あ、良かった、ここに出店して良かった」って思う瞬間です。

これからも、地域密着型の新店立ち上げにかかわっていきたいです。


株式会社アニメイト
ストアマネジメント
<2008年 中途入社>

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