"私の一日"
確認→改善→提案
株式会社フロンティアワークス
事務管理部
<2010年中途・アルバイト入社>
確認→改善→提案
事務管理部
<2010年中途・アルバイト入社>
大好きなタイトルに導かれ、編集者から経理事務へ。仕事もプライベートもステップアップを楽しむ彼は勤務6年目の頼れる中堅!
●現在の仕事内容、流れ
経理事務、数字関係の仕事をしています。請求書や支払報告書などのチェック・手続きを行う経費業務と収支表作成が中心業務です。
また社員を対象とした経費講習の開催や業務システム・経理ルールの改善・提案も行い、社員みんなの経費業務負担が少しでも減るよう働きかけています。
月の中で波はありますが、請求書の処理が月初にあり、アニメイトグループの経費〆切が毎月9日、10日と決まっているので、そこに合わせて徐々に忙しくなっていきます。忙しい時は残業をして八時、遅いと九時位に帰る時もあります。月半ばくらいまでは収支表の集計や業務があり、忙しい波が続きますが、月後半は改善案を形にしたりルーティン業務を集中してこなすことで、定時に帰れるようハンドリングをしています。
また業務に余裕が持てる月にはフレックス制度を使用し、少し早めに退社することもあります。
●フロンティアワークスを志望したきっかけ
私は転職をしてアルバイトからのフロンティアワークス勤務なのですが、前職は編集者でした。元々マンガ・アニメが好きだったので「将来、どんな職に就きたいか」と考えた時に、多くの方に楽しんでもらえる作品を自ら作り、提供したいと思っていました。またプライベートを大切にしたいので、時間をある程度コントロールできて、自身の裁量で進行できる仕事がいいな……とも思っていました。
三年ほど編集で仕事をしていて、やりたい事をやっている!という達成感はあったのですが、プライベートと仕事をきっちり分けたいという思いが年々強くなっていきました。二十四才の頃、編集者としては当たり前かも知れませんが、作家さん主動の働き方をこれからもずっと続けていけるかなと考えた時、ちょっと違うかも……と思ったことが転職のきっかけです。そんな時、当時すごくはまっていて今でも大好きな「ひぐらしのなく頃に」に携わっているフロンティアワークスのHPを何気なく見た時、事務職の募集があり、また「未経験でもOK」とのことだったので、これだ!と感じ、すぐに応募しました。
●入社して感じた事
入社前はフロンティアワークスがアニメイトグループということは、正直知りませんでした。アニメイトは中学生の頃に利用していたので(当時はWeis kreuzが好きでした)、アニメイトグループだと知った時は驚きましたし嬉しくも思いました。
入社後に感じた事は、良い意味で礼儀を重んじている会社だということです。勿論会社にもよると思いますが、編集者の頃は、あまり社内でのルールなどはなかったので、ギャップも大きかったです。
また事務職は未経験でしたので「アフター5が充実してて、定時になると皆帰れて、自分の時間があって……」というイメージでした。(笑) けれど実際入社してみるとそうではなくて、社内での調整・制作担当者への追いかけがあり、結局は前職の自己裁量で仕事を進行できない理由の『対社外』が『対社内』になっただけという理想とのギャップはありました。
ですが上司からの明確な目標設定や、恥ずかしながら入社するまで身についていなかった社会人としてのマナーや、電話応対・挨拶・メールの書き方・目上の方への話し方・敬語の使い方などの基本中の基本を、当時二十四才の自分にイチから丁寧に教えてもらえたので、この上司の元でなら頑張れるかなと思えました。そんな気持ちで仕事をしていく内に段々と事務の仕事のコツ・ポイントが分かってきて、そうなると自分の裁量で行えるところも多くなってきたので、思い描いていた理想の形に近くなっていくのを感じましたね。
●入社してからのステップアップ
入社してから現在までの六年間、ずっと事務管理部という部署で経費事務の仕事をしています。一年目はアルバイトでしたので先輩の仕事補助でした。二年目に契約社員となり、二年半ぐらい経った頃から徐々に経費業務のメイン担当となって仕事をしていました。またメイン担当として仕事を出来るようになったら正社員に!というのが目標の一つでもありました。その頃から自分の判断で進められる仕事は積極的に自分主動で進め、最終段階でのみ上司チェックを受けていました。そういった所を評価されたと思っていますが、三年目には正社員となり経費事務を任されるようになりました。その頃には大きな問題でない限り逐一上司へ相談をする事も減り、自分で自分の業務をコントロールし、また改善についても自分の考えで提案が出来るようになりました。
●入社してからの一番の変化
仕事に対する考え方だと思います。編集者の頃、編集担当で作った本が当時その会社内での記録としては偶々すごく売れ、入社一年で会社のベストスコアになったことがありました。周りの煽てや当時の若さも伴って自分も天狗になり「私がいれば何でも売れるし!」みたいな気持ちが正直ありました。そんな驕りがフロンティアワークスに入社するまでは少しはあったかなと……。
ですがフロンティアワークスに入社して上司から言葉使いをどうする、社内の人間であっても気持ちよく相手に仕事をしてもらうにはどうする、依頼の仕方やメールの書き方ひとつまで細かな指導のおかげで、昔と比べると別人のように変わったなと思います(笑)。
そういったことをきっかけにフロンティアワークスに入ってからは「社会人とは」「仕事とは」という部分について考えさせられることが多くあり、感謝しています。
●仕事をしている時に大切にしている事
私の仕事は利益を生む業務ではないので、制作担当者の負担を軽くする!という事をメインとし大切にしています。また人当たりなどにも気を付けていて、業務でもあまり高圧的な態度にならないよう、相手に不快感を与えないように気を付けています。普段の人付き合いが上手くいっていれば、何かお願いをする時でも聞いてもらいやすいと思いますし、逆に普段の態度があまり良くないと指摘した時に余計な反発を生んでしまうと思っています。とは言え不備などがあった際には指摘もしますが、自分なりに緩急は付けていて、指摘をする時は心を鬼にして指摘をし、その後で優しくフォローするようにしています。制作担当者は外出も多く、とても忙しいことは理解しているので、その繁忙の中でも経費処理をこうやって欲しいんです、といったお願いを聞いてもらうには、やはり普段からの人間関係が大切だと思っています。
●仕事をしていてワクワクする瞬間
自身で考えた提案が運用され、実際に担当者の方に「凄く楽になったよ!」と言ってもらえた瞬間です。提案内容を実現するまではとても大変ですが、その分やり遂げた達成感も大きいです。
社内独自システムとして、経費を使用する際にweb上で承認を取る『電子承認』と言うシステムがあったのですが、担当者としてはシステムを使用せずとも、電話やメールなどで事前報告をしているので形骸化していました。それでも期日までに電子承認が終わらないと処理ミス扱いとなり「この形だけの電子承認を通す事に意味はあるのか?」という社員の声が昔からありました。どうしても形として「この経費を上司が使用して良い」という承認履歴を残さなければという事もありましたが、それでもやはり社員が電子承認を追いかけるのに会社へ入ったり、上司のスケジュールを確認し「承認を押してください」と日々追いかける手間を考えると、そこまで本当に必要かな……と。担当者をもっと信頼すべきではと思い、各チーム長・事業部長へ提案・了承いただき廃止する運びとなりました。2015年5月に廃止となって「楽になった」「手間が減った」といった感謝の言葉を沢山頂きました。経理事務としては、電子承認を残してキレイな形で記録を残したいと思いますが、事務サイドがキッチリしたいというのと、担当者が無理なく対応出来る範囲というのは、理想と現実と言うか、違うなというのはつくづく感じています。現場担当者の手間が減り、今まで電子承認にかけていた時間を制作業務に充てられるようにすることが、自分の立場からの利益増へのアプローチの一つだと思っています。
また電子承認自体は社内に長く根付いたシステムでしたが、無くせるものではあるという提案をした際、提案を無下にされることもなく事業部長・チーム長の間で取り合って頂けたからこそ、こうして廃止になったと考えています。提案をきちんと受け入れてくれる土壌は提案する側のモチベーションも上がりますので、そういったところもフロンティアワークスの良いところだと感じています。
●胃が痛くなる時、ストレス発散方法
大きな不備が起こった時や指摘をする時、対策について考える時です。人間がやっている事なので、どうしてもヒューマンエラーとして抜けが出てしまうのは仕方ないとは思ってるんですが、支払不備などになってくると他社様にも多大なご迷惑をかけてしまいますし、フロンティアワークス全体の信用問題にも発展し、影響が大きいので、とても胃が痛いです……。
不備が起こった際には、まず原因を確認し、その上で担当者がどのようなチェックをしていたのか、今後はどうすべきなのかといった対策方法を一緒に確認したり、こちらから提案をしたりしています。
ストレスの発散方法はプライベートで好きなだけお酒を飲んだり、フロンティアワークスに入社してから趣味として再開したダンススクールへ通って踊る事です。とにかく自分の好きなことに没頭して仕事のことを一旦忘れるようにし、気持ちにメリハリを付けるようにしています。
●「辞めたい!」と思った時
上述の通り、社風が今迄の会社と全然違ったので、入社後すぐはそこに壁を感じ、辞めるべきなのかなぁと考えたりもしました。他にも三~四年目に業務をある程度任されるようになった際にも、任されて嬉しい反面、年一回の決算などで業務量が著しく増加し、自分ひとりに皺寄せがきていると感じた時であったり、理不尽に感じる事象・場面に直面してしまった時には「この会社でこのまま続けて良いのか」と自問したこともあります。
そんな時は、いつも上司や自部署の先輩方が優しく相談に乗って下さいました。今もこうして辞めずに踏みとどまれているのは、何かあっても自身の中に溜め込むのではなく聞いてくれる先輩がいるからですし、会社としても相談しやすい風通しの良い空気があるからだと思っています。
●勤続六年目の夢
仕事では、もっとステップアップしていき、私を育てて下さった先輩方のように後輩の教育や指導がしっかり出来る人材になりたいです。
役職に就き昇進もしていきたいと思う一番大きい理由は新人教育が大事だと考えているからです。どうしても入社すぐで退社してしまうケースも少なからずありますので、そこを改善していけたらな……と。この会社ではないですが、過去に私が辛かったのが高圧的な態度を取る先輩でした。自分がそのように感じていただけかもしれませんが、先輩から更に高圧的な態度を取られてしまうと後輩は萎縮してしまいますし、何かあっても相談しづらかったりします。なので後輩指導の際は自分が過去にされてイヤだった事を反面教師として指導に当たっています。
プライベートでは最近習い始めたピアノの上達が目標です。レッスンが無い日は帰宅してからエアピアノで練習しています。(笑)あと人生プランとしては趣味のダンスの上達や、英語も習得していきたいなと。歳を重ねても諦めず、何事にも向上心を持った大人でありたいですね。
●未来の仲間へひと言
契約社員から正社員に上がる率も高く、キャリア採用で入社してきてもヤル気と適応しようとする本人の意志がしっかりあれば、いくらでもステップアップ出来る会社だと思います。
後押ししてくれる先輩も大勢いますし、礼儀を重んじながらもアニメの話題で盛り上がったりなどもする、和気藹々とした会社です。
ただ本人のモチベーションが高くないと、業界的に個性の強い方が多かったり、年次ごとに求められるものが増えていきますので、そこに順応する努力が個々に必要になってくるところはあるかもしれない……と思います。
ですがそれは逆にどんな人ともコミュニケーションを取ろうとする気持ちとヤル気さえあれば個人の能力を伸ばしていける環境だと思います。私が事務経験ゼロから正社員になったのも、ヤル気とコミュニケーションに重きを置いていたからだと考えます。中途入社だからこそ思いますが、自身にとってのマイナス要素が0の会社はそうないと思いますし、それはフロンティアワークスも例外ではなく仕事ですので楽しいことばかりではありません。しかし自身にとってのプラス面とマイナス面をかけ合わせた時いつもプラスが多くなる、そんな会社だと思います。
一緒に働けることを楽しみにしています!