"私の一日"
メールチェック→宣伝施策の企画→デザイン制作
株式会社アニメイト
宣伝
<2010年 新卒入社>
メールチェック→宣伝施策の企画→デザイン制作
宣伝
<2010年 新卒入社>
内向的だった彼女は、ポジティブが問われる研修を通して、自らを変え、変わった後の景色の広がりを体験したことで、今では「新しいこと」に前向きな自分になったという。
●現在の仕事
アニメイトの看板や、店舗POP、チラシなど店舗装飾や販促宣伝ツールの制作とディレクションを担当しています。
●スーパー内向的新入社員
私が入社した時は、最初に約1週間の基礎研修があり、経営理念から挨拶の仕方にいたるまで、アニメイトグループのこと、社会人としての心構えなど、基礎訓練的なことを学びました。その後、2カ月ほど店舗実習がありましたが、この実習期間中も週に1回新人が集合して全体研修を行いました。ここでは1週間の成功体験や失敗体験をスピーチとして発表することになっていました。基礎研修での講師からのいろいろな質問や投げかけに対する回答も、週1回の全体研修でのスピーチも、勢いよく元気な声で「はい」といって手を上げるよう常に言われていましたが、これが私にはできなかった!
その頃の私は、内向的で消極的でしたが、研修では、発言は大きな声とともに挙手しないと指名してもらえなかったので、機会を得られずにいました。発言する内容そのものより、積極性がすごく問われていました。自分自身の1週間の成功体験や失敗体験のスピーチは、全員に順番が回ってくるわけではなかったので、手を挙げる早さ、声の大きさ、で勝った人だけがスピーチのチャンスを得られたんですね。私は手を挙げるのも“おそるおそる”だったから、当然指名なんか受けられず、スピーチのできないことが何週も続きました。
実習でお世話になっていた店舗の先輩方は、私がちゃんとスピーチできるよう、仕事の合間を縫ってアドバイスをくれたり、練習に付き合ったりしてくれました。そういう先輩方に毎回、「今日も手を挙げるのが遅くて発表できませんでした」と言うのが辛かったです。とても申し訳なくて。そういうことが何回か続いて「私、しっかりしないといけない」って、ある時、強く思ったんです。自信なさそうに挙げた手はなんとなく綺麗に伸びていないし、タイミングも遅いし声も小さい、足りていないところを徹底してチェックして手はまっすぐ、大きな声で、さらに、絶対指名されるっていう思いで、挙手と同時に起立したり、改善と工夫を試みました。そうして、ようやく最初のスピーチの機会を得ました。
同期の中には、もうその時点で何回もスピーチに出ている人がいて、1回目の私との出来映えの差は歴然でした。だから、スピーチできたことに甘んじないで、次には、3回4回とスピーチをしている同期にどうやって1週間で追いつこうか、そのためにどんな練習がいいか、を必死で考えました。人前に出ることが苦手だった私ですが、こんなに面倒を見てくれている先輩や店長に、研修で持ち帰った成果が何もないは申し訳ない、その思いがあって、克服できたのだと思います。
●研修での経験で変わった、取り組む姿勢
そして、苦手を克服したときの達成感や、自分のキャパシティの広がりを実感して、それからは、苦手なことが来ても、チャンスと思ってトライしてみようという思考に変わりました。アニメイトの研修で、私の性格というか仕事への姿勢が変わったということです。
入社前には自分がゲームのシナリオに携わったり、新人研修をしたり、デザイン以外に宣伝企画をするなど想像もしていなかったことです。
●宣伝の仕事
宣伝企画をやってみないか、と上司に言われて、「苦手な仕事だな」とは思ったけれど「これも機会、何かやってみたら違う世界が広がっているかもしれない」と思いました。それは、企画宣伝の仕事そのものを覚えることもそうですが、苦手なことから逃げないでやってみることで、また考えや視点がかわるかも、という思いでした。次のステップを踏む自分を見てみたい、という好奇心かもしれません。
実際にやってみたら、大変だけれど楽しかったです。宣伝を必死に考えて実現させることで、お客様に良かったと思ってもらえることは、嬉しい以外のなにものでもないです。入社前は自分がアニメイト池袋本店を丸ごとあるコンテンツ一色にしてしまえる企画をたてるなんて想像もしていなかったことですが、この本店ジャックの宣伝展開はとても好評でした。苦手なことにもチャレンジできるようになったので、仕事の幅がすごく広がったと思いますし、得られる経験も大きくなったと思います。
●研修トレーナーとして
最大の苦手への挑戦は、新入社員の研修にかかわることでした。(笑)
私が受けたあの積極性を最大に引き出すテンションの研修を、今度は私が後輩にするわけです。企画宣伝の仕事だけでも手一杯でしたが、引き受けて良かったと思っています。
かつての私のように消極的でちょっと引き気味の子や、かつての目立っていた同期のように積極的でガンガンくる子、いろいろなタイプの人がいて、それぞれにどう伝えたら理解されるかなということは、いつも念頭においています。
●私のプライベート
私はプライベートでも時間があるとアニメイトに行っちゃいます。
仕事がしんどい時とか、漫画を「大人買い」して一瞬、現実逃避したら、かなりすっきりします。
よくいらっしゃるお客様はご存じと思いますが、アニメイトには商品だけでなく、たくさんの情報が溢れています。告知を隅から隅まで見ていくだけでも、本1冊分の読み応えはあります。
インターネットの検索は、自分で決めたターゲットに対してになりますが、アニメイトの告知は、見ていくと、思いがけない出会いがあったり、発見があるので、楽しいんですよね。